全日本ジムカーナ選手権 Rd.6

 2021年JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦 スーパースラローム IN 久万高原

 今回のジムカーナ選手権も、前回タカタサーキットでご一緒させていただいた殿村選手とともに、コペンでのWエントリーで参戦してきました。

 7月16日(金)の夕方、地元福山市を荷物満載で出発。翌土曜日の公開練習開始時間が早いので、愛媛県松山市に宿泊し早めに休みました。

 17日(土)の公開練習のコースは『ザ・ジムカーナ』。過去に経験した事がないほどのパイロンの数に不安を覚えましたが、その不安をなくすため殿村選手と一緒に慣熟歩行をし、コースを頭で描いて覚えて行きました。本当はコース攻略まで考えたいところですが、コースを覚えることで精一杯という状況。

 公開練習1本目、ゼッケン1番の殿村選手は、ミスコースもパイロンタッチもなく決めてきます。スムーズで安心感のある走りは流石です。ゼッケン12番の僕は、慣熟歩行したとはいえ、目線やスピードの違いから迷いを感じていました。しかしなんとかミスコースすることなくゴールできました。奇跡!

 第1ヒート全体が終わると、第2ヒートに向けて慣熟歩行が開始されます。コースは第1ヒートと同じコースなので、コースの確認と、殿村選手からのアドバイス「今日のうちにパイロンタッチするぐらい攻めるのも大事!」と言うことを頭に置きながら歩いていきました。結果午後からは予定通りにパイロンタッチをするほど攻めました。

 これで明日はなにも怖くない!?

 18日(日)、土曜日からずっと雨が降り続いて、決勝当日も雨。公開練習とはコースも変わり慣熟歩行で頭の中を修正していきます。

 本番1本目、気合いが入りすぎてパイロンを見失いミスコース。

 これがジムカーナの難しさだと身に沁みて感じました。紙面上で覚えても、慣熟歩行で覚えても、車で走り出すと目線も違えば速度も違うなど、とにかく訳がわからなくなってしまう。ジムカーナに対する経験値不足も大きいのだろうと思い、地元に戻っていかに練習を積み重ねていくかも考えなければと思いました。

 1本目でのミスコースが悔しくて、第1ヒート終了後の慣熟歩行ではランニング。しっかりと目線を下げて、見える景色を目に焼き付ける。自分がどうすれば覚えられるのかをとにかく色々と試してみるしかないなと考えました。

 前日の予報では、午後から天気が回復していく予報だったのに、雨は酷くなる一方。最終的には大雨警報、洪水注意報、雷注意報、土砂災害警戒レベル4でスマートフォンからアラームが鳴り響くほど。

 主催の方々が検討された結果、2本目は中止となりリザルトは1本目のみで出ることとなりました。ミスコースをした僕はノータイム。結果が残りません。こればかりは仕方がないけれど、1本目の大事さを痛感しました。

 殿村選手は3位表彰台でした。おめでとうございます!

 そして今回もメカニックは、殿村選手のご縁でタカタサーキットでもお世話になった渡辺さんが来て下さり、レースクイーンはたまきさんにお願いをして安定のメンバーで臨めたことに感謝しています。 
 今年の僕の全日本ジムカーナ選手権はこれで終わりですが、殿村選手に声をかけていただいたことで凄く良い経験させてもらうことができ、本当に感謝しています。

 来年はマイカーコペンで参戦予定です(まだコペンはありませんが)

 チャンスを掴み、やり続けていく事。
 そして楽しさを発信していく事がモータースポーツを盛り上げることに繋がると思っています。

 皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。