2021スーパー耐久シリーズ 鈴鹿 Rd. -前編-

まずは、地元や遠方から沢山の方が現地に応援に来てくださり、またSNSなどを通じて声をかけてくださり、心よりお礼申し上げます。緊急事態宣言中ということもあり、来てくださったのにゆっくりお話することも、お会いすることもできないなか、応援をいただき誠に有難うございました。

以下参戦記となっております。

2021年スーパー耐久シリーズ第5戦鈴鹿ラウンドST-TCRクラスにTEAM NOAHさんから参戦してきました。

スーパー耐久レースのST-TCRクラスでのレースは、2019年の岡山ラウンド以来の2年ぶりとなりました。2020年にオートポリスでのテスト走行に参加してきましたが、2020年シリーズは新型コロナの影響もあり不参戦となっていました。

今回参戦するにあたり、2021年の初めから、マイカーのアコードを使っての鈴鹿サーキットでの練習、自宅でシミュレーターでの走行を重ねてきました。そんな中、鈴鹿サーキットでのレース経験がない僕にとって、速くなる最短はTCRクラスでコースレコードホルダーの蘇武選手(プロセスレーシング)のプライベートレッスンを受けることが一番だと思い、6月にはマイカーのアコードを鈴鹿サーキットに持ち込み、マンツーマンでのレッスンを受けました。

迎えた9月のレースウィークには、なるべくレースに近い日に練習をと思い、水曜日にマイカーで鈴鹿入りし練習走行をして最終確認をしました。

木曜日はTCRマシンも鈴鹿サーキットに到着し、いよいよレースマシンでのテスト走行が開始されました。2年ぶりなので、まずは操作確認から……

台風の影響もあり、走るときの天候も目まぐるしく変化していき、ドライで走ったと思えば、完全なウェットの時もあり、気持ちを切り替えながら、雨の降るセッションでは少し長めに走行させてもらいました。タイムよりまずはマシンに慣れる、コースに慣れること、慎重にアクセルを入れていきます。コースアウトもクラッシュすることもできないので、とにかく全集中。

土曜日の予選日

午前中のセッションは台風の影響で中止となりました。まだまだ慣れていく時間が必要な自分にとっては、走行時間が削られることは非常に痛いけれど、そうは言っていられないので、仕方がない、と気持ちの切り替え。

予選タイムは、AドライバーのベストタイムとBドライバーのベストタイムの合算で決まりますが、#75『おとぎの国 CIVIC TCR』は、芳賀選手と蘇武選手の好走行によってライバルに0.9秒差をつけてポールポジションを獲得しました。

その後、霜野選手が決勝想定の走行と、僕の決勝想定での練習(未だ訓練生)が行われました。決勝では、安定ラップを刻むこととマシンを無事に持って帰る、これが目標なので無理はしすぎない。