2023スーパー耐久シリーズ Rd.1 鈴鹿

2023年3月18日(土)―19日(日)
ENEOS スーパー耐久シリーズ powered by Hankook
Rd.1鈴鹿サーキット

ST-Zクラス
#75 TEAM NOAH
GR Supra GT4

私自身、TEAM NOAHとして今年で参戦5年目となります。
昨年までのTCRクラスFK8シビックから、トヨタスープラGT4へ変更となりクラスも激戦のST-Zとなりました。

鈴鹿ラウンドへの参戦は急遽でしたので、マシンの初ドライブは木曜日となりました。FRマシンのJAF公式戦はデビュー当時のAE86以来。マシンのパワーもグリップも全てが初めての状況でしたが、今自分に出来ることをやりきるだけです。
木曜日の初ドライブは、操作系の確認とマシンフィーリングを確かめつつドライブ。とにかくパワーのあるマシンで、あとはこのパワーをどう路面に伝えるか。この2ヶ月ほど蘇武選手のもとでトレーニングしてきた“スライドトレーニング”が功を奏し、ハイパワーマシンでもなんとかコントロールできる状況に自分自身も変わっていることに気が付きました。

全く乗れないほどではない……けれどまだまだタイムは詰められる、そう感じた木曜日のテスト走行でした。

金曜日は午後からの走行。
パワー感には慣れ始めたけれど、まだ扱い辛さのあるマシンで、昨年まで乗っていたTCRマシンのような乗りやすさは感じず、まだ課題がたくさんある中で、少し手応えのようなものも感じながら金曜日のテスト走行は終了しました。

いよいよ土曜日の予選。
午前中のウォームアップ走行では、ウェット路面の中クラス2番手につくほどの好タイムを出しました。
予選では、Bドライバーのエース蘇武選手とAドライバーの塚田選手が懸命なアタックをするものの、ST-Zクラス11台中9位。激戦クラスの厳しさを痛感しました。
私の仕事は燃料満タン100リッターオーバーでの決勝想定テスト。Dドライバーの清瀧選手にも確認してもらい、決勝に向けてのセットアップの方向性を探っていきます。

そしていよいよ、日曜日決勝レース。
ぐずついていた天気も決勝日には青空が広がり、気持ちのいい朝となりました。
午前11時から始まる決勝レース、スタートドライバーは塚田選手。昨年までのTCRでは好調の塚田選手でも、スープラに苦戦を強いられ、そして2番手でのドライブは私。日曜日までにマシンにも少しは慣れ手応えもありましたが、かなり神経を使うドライブで、集中してロングスティントで引っ張り、1時間50分の走行を終え蘇武選手にバトンタッチしました。

蘇武選手は流石のドライブでチームファステストタイムを刻みますが、ライバルとの差に苦戦。ラストのチェッカードライバーは清瀧選手でしたが、ドライバーチェンジ直前にコース上で大クラッシュ発生。そのまま約1時間を残し赤旗終了となりました。

結果:決勝9位

TEAM NOAHでのST-Zへの挑戦は、チャレンジング。
ライバルは、名だたるドライバー。厳しい道のりですが、やりがいも感じるレースです。決勝での初データもあり、大きな収穫となりましたので、これを活かして次戦富士24hでマシンを表彰台争いが狙えるまでに仕上げていくこと。
私自身もしっかりと努力していきたいと思います。

沢山のご声援を頂き誠に有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します